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エモーショナルな人生を

母の日

毎年、母の日はプレゼントを送るようにしている。花だったりお菓子だったり。結婚してからは、実母にも義母にもだいたい同じものを送っている。

社会人になってから、一度だけ何も送れないことがあった。わたしが乳がんを告知された直後で、母の日であることは認識していたが、端的にいえばそれどころではなかった。

母は、わたしの病気について誰よりショックを受けていたし、わたしは痛いほどそれがわかった。とはいえ、自分の治療に必死だったので、母親の感情についてまでは考えないようにしていたけれど。そこについては妹がケアしてくれたと思っている。

ふと思い返してみると、闘病中の最も過酷だった時期に、最も醜い(とわたし自身が思っている)姿を見せたのは母だけだったと思う。夫にもほとんど見せていたし、涙を見せたのは夫に対してだけだったが、闘病が始まってからはできる範囲で元気を装うようにしていた。白血球がもうほとんど少ない状況で、高熱でフラフラになりながらの通院は母とふたりだった。今となっては冷静に書けるが、つらい思い出に変わりはない。でも、きっと、死ぬときに思い返すであろう一つのできごとだとは思う。

その間、母は、わたしに対して絶対に悲しい顔もつらい顔も見せなかった。病気になったことを告げる一番最初の電話以降は、覚悟を決めていたのだと思う。なんとなく、わたしはこの人にそっくりだなと思った。

ところで、今年のプレゼントは祇園にある料亭、よねむらのクッキー。ミシュランを獲得しているらしい。店舗に買いに行ったところ、あまりに場違いで冷や汗をかいた。びっくりする値段だが、その分おいしい。特別なときに買うにはよい。

レストラン よねむら

ぐるなびレストラン よねむら

今週のお題「おかあさん」

長崎

わたしのGWは、4連休 → 1日出勤 → 4連休という構成で、最初の4連休のうち3日間を利用して長崎へ行きました。
※この記事は長崎旅行記事と見せかけたねこ自慢です。

それが決まったのは、旅程の1週間前。超絶繁忙期の1週間前に、新幹線・ホテル・ペットシッターのすべてが手配できて、奇跡かと思った。シッターさんにはいつも急な依頼をして本当に申し訳ない(助かっています)。

そう、我が家では、こういった旅程や大きな買い物の類が何かと急に決まることが多い。わたしたち夫婦は、揃ってそういった突発的な判断が大好きで、「またかー!」と笑い合っている。今回は他に替えの効かない家庭の事情を兼ねていたので、そういった言い訳があるとなお楽しめる。入念な計画よりも、突然訪れるハプニングがすき。

わたしは初めての長崎だったので、有名どころを観光。平和記念公園、長崎原爆資料館、浦上天主堂、眼鏡橋、中華街、出島、グラバーハウスなどなど。東北育ちとしては、異国情緒あふれる建物と、戦争からの復興を感じられる資料館が混在しているのは不思議な気持ちだった。

平和記念公園と出島ハーバー。

ランチはガイドブックで見つけたウミノのフルーツサンドとミルクセーキ。長崎といえばこれでしょう。その後は眼鏡橋を横目に、スペクタクルブリッジというチョコレートショップに立ち寄り、お土産を購入。長崎はチョコレート伝来の地だとか。写真は猫グッズの店(長崎は尾曲猫が有名らしい)。

好きなものを堪能。

宿泊はセトレグラバーズハウス長崎。滋賀で泊まったセトレマリーナびわ湖が忘れられず、今度は義父母を連れて来てしまった。セトレシリーズが好きすぎる。特に滞在中のドリンクがアルコールを含めてフリー(料金に含まれているオールインクルーシブ)なことが最高。

大浦天主堂と、聖寿山崇福寺。

2日目は、本場のちゃんぽんと皿うどんを食べて大満足。最後は陶器市期間中だった波佐見に寄り、西山ギャラリーの食器を買えたのが良かった。

共楽園のちゃんぽんと皿うどん。

そのころの猫

圧倒的にくつろいでいたようです。シッターさんは鍵を預けると1日に1度訪問してくれるスタイルで、毎度レポート写真を送ってくれて助かっている。

シッターさんから送られてきた、ねこのようす。

今週のお題「ゴールデンウィーク2018」

ふたり暮らしとひとり暮らし

中学を卒業後、寮生活を始めることになった。2002年。もう16年も前である。

高専の合格発表の後、入学へ向けた書類で「寮を希望」を選んだ。当時住んでいた実家から学校までは2時間近くかかったし、父親の転勤によって家族はその家から引越す流れだったから、特に熟考するまでもなく、寮を希望し、気づけば入寮が決まっていた。

寮は、ふたり部屋だった。

入寮するまで、どんな子と相部屋になるかは分からなかった。入寮日、先に部屋に入り支度をしていたわたしの元に「こんにちは!!」と元気よく入ってきたK。彼女とは半年間同じ部屋だった。年頃だったわたしたちは、彼氏と喧嘩したという話で泣きじゃくり、どうでも良い話で笑いあった。半年後には部屋替えがあり、もともと隣室だったYと同じ部屋になった。一度寝ると起きないわたしたちは、防災ベルの音にも気づかず寝続け、友人たちに心配された。試験期間には勉強そっちのけで深夜までくだらない話をし、行きたくない授業はこっそり寮でサボって過ごした。

ありがたいことに、寮生専用の食堂があって、毎日3食提供された。ただ、1年生は、食堂で喋ってはいけない・テレビの近くに座ってはいけないなどのルールがあって、食堂に行くのが面倒になった。結果として、カップ麺やお菓子を食べる日々が続いて、そのせいかは分からないけれど、体調が悪くなることもあった。

わたしの初めての「ふたり暮らし」は、そんな風にして、嵐のように過ぎ去っていった。濃厚な時間だったけれど、よく考えてみればたった1年間しかなかった。寮生活を1年間で終え、わたしは実家から通学することを選んだ。友だちには相談せずに、自分ひとりで決断した。相談したら引きとめられて、意思が変わってしまうと思ったから。

その後、紆余曲折あり大学を卒業し、就職と同時に「ひとり暮らし」を始めることになった。2009年。これももう9年も前。

新卒で入った会社、つまり今も働く会社は、とても忙しかった。現在は定時退勤なのでまったく信じられないが、毎日のように日付が変わるほどの深夜に帰っていた。望んで入った会社で、夢見ていた仕事で、良い評価ももらったが、なんでこんな生活を送っているんだろう? と苦しんだ。それでも、まかないランチの出ない日(今でこそ毎日ランチが出る会社だが、当時は週に2, 3回の提供だった)は、必ずお弁当を作る生活をしていた。食生活が荒んでいた寮生活を反省していたのかもしれない。あるいは、仕事のストレスをお弁当づくりで発散していたのかもしれない。今となってはもうあまり記憶はないけれど。

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当時のお弁当

画質が荒いのが懐かしい。同僚は外食に行ったり宅配のお弁当を頼む中で、じぶんのためだけに作ったお弁当を食べるのは、下っ端だったわたしにとって、ちょっとした優越感だった。この初めての自炊生活によって、いま現在の毎日の料理を楽しみにする生活の基礎ができたように思う。

当時の忙しい日々の中で、同じチームだった上司こと、いまの夫と仲良くなるのは時間の問題だった。深夜まで営業しているカフェを探して、よく仕事帰りに行った。そうこうするうちに、1年ほどでほとんど半同棲となった。そういう意味では「ひとり暮らし」の思い出はほとんどない。

いや、正確には、このブログで書けるような思い出はない。大人になってからの思い出というのは、なかなか公の記事には書きづらいのだ。つらいこともあったし、まわりの人に迷惑をかけたけれど、ひとつだけ言えるのは、ひとり暮らしの時間があったのは良かったということだ。

ひとり暮らしから半同棲期間のあわせて2年を経て、同棲をはじめた。ふたりで家具を選ぶのはとても楽しかった。それからも数年の間にも、ほんとうにびっくりするくらい様々なことがあった。それでも今は、夫とふたり(と2匹)暮らし、穏やかで自由で、幸せである。

#私の一人暮らし

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カップルかな?

ときどき、こういうラブラブな瞬間があって、遭遇すると幸福な気持ちになる。ねこが足をもみもみしているのは、安心している証拠らしいですな。赤ちゃんの頃、おかあさんのお乳を探すときの名残だとかどこかで読んだ。雄同士だけど。

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激写

最近のねこ

今週のお題「ねこ」

椅子は自分のものだと思っているねこ。

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人間が座っても居座っている。

枕は自分のものだと思っているねこたち。

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わたしより早く起きた夫の場所に我が物顔でいる。

マクドナルドの匂いが大好きなねこ(もちろん与えない)。

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もらえると思って待機している。