chirashi

エモーショナルな人生を

家キャン

世界がずいぶん変わってしまった。

自宅で過ごすのはわりと得意だ。インターネットがあればしばらくは生きていける。仕事も遊びも買い物も、概ねこと足りる。ときどき外には出たくなるので、晴れた日に散歩には出かける。

ところで、わたしの一番好きな家事は「献立を考えること」である。ながく家にいる生活では、小さな楽しみをたくさん見つけていかないとな、と思う。そのひとつが食事で、献立の設計を考えられて、料理ができる自分に感謝し、自分で褒めながら、食事を作っている。

昨日は、Helinoxのチェアツーが届いた。もとから家に1脚あって、リビングに出しっぱなしにしていた。夫と同時に使えるよう、追加で頼んだ。

早速、ふたり並んで座りながら、アウトドア風の食事にした。家の中なので、あくまで「風」。肉屋で買ったハンバーグを焼き、野菜と目玉焼きを盛り付けてロコモコに。器はスノーピーク。雰囲気づくりは、見かけから入るのが大事である。食器棚の奥底に眠っていたのが役立った。映画『パラサイト』で、地下の物置きにスノーピークのキャンプグッズがあったことを思い出す。スープは無印良品のオニオンスープ。お湯を入れるだけで、それもまたキャンプっぽくていい。

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そして今朝は同じ器にヨーグルトを盛った。ただ盛っただけだが、これもまたキャンプの次の日の朝感がある。コーヒーももちろんスノーピークのマグカップである。真空なので冷めにくい。

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テンションを上げたいので、Helinoxは脚まで赤のモデルを買った。見かけから入るのも悪くない。