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エモーショナルな人生を

高専カンファレンス新春in大阪で司会をした #kosenconf #kosenconf_123shinshun

高専カンファレンス新春in大阪@kosenconf123

高専カンファレンス新春in大阪、ご参加いただいたみなさま、ご協力いただいたみなさまありがとうございます。

わたしは運営の一人として、副実行委員長と、当日は司会を担当。今回ほとんどの運営は現役高専生で、30代のわたしはもはや親のほうが歳が近いのでは…?という中で、大人としての立ち居振る舞いになるよう務めたつもり。

さて、オープニングで「ブログを書くまでが高専カンファです!」と言った手前、気合いを入れて書きますよ。

運営してみて

で、結論どうだった? って話ですが、楽しかった。関係者の尽力もあって、参加者も運営も楽しんでいたのも良かった! 実行委員長が「みんなが楽しめるカンファにしたい」って言ってたのが、100点満点で達成できたと思ってる。

委員長は旗振りがうまいし人の巻き込みが上手い。そして底抜けに明るい(やりたいという動機で作った組織は、これがほんとに大事だと思う)。ほかのメンバーも全員自律的に動く。カンファ前日、司会進行用のラフなスライドを共有したところ、当日にはリッチなアニメーションになっていたのは本当に驚いた。ありがとう!

あとは、Webサービスを使って合理的に進行していたのも良かった。MTGのゴールを決めるとか議事録をリアルタイムで取るとか、わたしは社会人になって身につけたスキルなんだけど、みんなどこで身につけてるの…?

日々の進行に使ったツールなど

  • 日常や非同期のコミュニケーションはSlack
  • MTGの日程調整は調整さん
    • だいたい月一から隔月くらいで実施
  • MTGはSkype
    • MTGで話すこと(ゴール)の認識を合わせる
  • 議事録はリアルタイムに共有できるHackMD
  • タスク管理はTrello

ひとことでまとめるなら、全員が「やりたいからやる」という組織は強い、ということ。こういうチーム、作っていきたい。

学生主体の中にいる大人として

個人のスタンスとしては、「全員のモチベーションを落とさないようにしよう」と「気持ちよく終われるようにしよう(大きな事故は事前に防ごう)」という2点が注意していたポイント。

まあやはり、めちゃめちゃ年が離れてるわけなので、強めの意見を言ってしまうと人によっては引っ張られるすぎる可能性がある。そうなると、自分たちで完遂したと思えなくなる。絶対に社会人が(わたしが)いなくても大丈夫だと思っていたので、困ってそうだったら助けるし、事故りそうだったら、(それを可視化して納得してもらった上で)早めに対処する、くらいの立ち位置でいた。

例えば、MTG内でうまく言葉がまとまらないときにまとめたり、制作で悩んでいるときに現実的なアドバイスをしたり。当日は、時間オーバーしそうだったらタイムキープもしたり。

あとは、運営にあたっては年齢や所属のことを持ち出さないというところ。同世代だとよくやりがちな「わたしはBBAだから〜」とか「ジェネレーションギャップの話題」は極力少なめに。

準備も当日も大きな事故はなく、本当にすごいなと思った。委員長の「インフルエンザが流行っているから、マスクと消毒用スプレーを用意しておこう」と当日準備するホスピタリティの高さよ。

女子カンファ

今回、女子カンファってことで枠を設けていのだけれど、あまり特別感は出せなかったのは反省。

いまどき「女子」という性別で分けるのもナンセンスでは? という意見もあるかもしれないけれど、まだまだ男子が圧倒的に多い高専界隈。今回の参加者も圧倒的男子多数。そんな中で、「高専にも女子はいる」「圧倒的男子多数でも、女子も対等に活動できる」「マイノリティでも大丈夫」みたいなところを、きちんと発信していければ良いなという気持ちがある。

だから将来的には「女子」枠じゃなくて、「中退者」とか「留年組」とかそういう括りでも良いかもしれない。さらに理想の未来は、男子とか女子とか一切気にしなくて良いくらいの多様性が生まれることだとは思う。

なんで運営に加わることになったのか?

さて、現役生主体の運営に参加を決めたのは、いくつか背景があったのでまとめておく。

とあるカンファで知り会った先輩 id:ayuka_hit さんに「京都で女子カンファをやりたい女子高専生がいるから手伝ってほしい(意訳)」と言われたのが直接のきっかけ。それを受けて、2018年の7月にに京都女子カンファを開催を予定(実際には京都カンファの中の1コーナーとして実施する企画)。しかし、豪雨によりイベントを中止。

そのとき知り合った淵(@pmsm_p)ちゃんが、「今度は高専カンファレンスをやろう!」と実行委員長として動いたので、これはやるしかねーな! と改めて参加することを決めた。

わたしと高専カンファレンス

ところで、2008年に始まった高専カンファレンスは、昨年10周年だったらしい。あまりこういった「学校の種別という括りで動く同窓会的な組織」って例がないと思うんだけど、10年以上続くコミュニティを作ったおびなたさんはマジですごいと思う。

わたしは、2008年の高専カンファレンス2008 Winter in 東京が初めての参加で、その後2010年の高専女子カンファレンスin東京で、女子カンファにも参加。ほかにも何回か参加してたんだけど、だんだん足が遠のいてしまい、2012年以降はほとんど行っていなかった。

運営としてカンファを開催するかもって話で、2018年1月の高専カンファレンスえぶりわん! in 大阪の新春に参加したのが5年以上ぶり。久しぶりの参加で、社会人主体だった運営や発表者が、現役学生主体になってたのは驚いた。

これからの高専カンファレンス

学生主体も面白いけど、社会人主体の「大人の高専カンファレンス」があっても良いかもな、と。いまの高専カンファは、就職とかリクルーティングの話題が出たり、高専生がいかにうまく生きていく・お金を稼ぐか、という方向が強めかなと感じてる。だけど、社会人ならではの悩みの共有ができる場ができたら良いな。組織運営とかマネジメントとか。

あ、あと懇親会で酒飲みたい。やりたい人いたら一緒にやりましょう。

ところで今回の会場は「さくらインターネット」さまにご提供いただきました。グランフロントからの眺めがきれい。ありがとうございました。