chirashi

エモーショナルな人生を

ZOZO が古着の価値を均一化するかもしれない

昨年末から ZOZO TOWN の iOSアプリにハマっている。アプリは毎日数回は起動するし、最低でも毎月一回は何かを買うヘビーユーザー。買い過ぎるので、ZOZO に落とすお金は、月に一万までと決めた。楽天や Amazon で家具家電など大きな買い物のタイミングはあれど、定期的にこんなに課金するアプリは初めて。

なぜそんなにハマったかというと、もともと洋服が好きだというのが前提にはある。音楽好きな人が iTunes にお金を落とすのと似ているのかもしれない。
ただそれだけではなくて、毎日チェックしたくなる魅力がある。

1つめに、古着が買えること。

つまり服飾代が安く済む。先に月額一万と書いたけど、新品のちょっと良いワンピースを買ったらそれくらいの値段してしまう。取扱い商品がハイブランドだけでなく、ファストファッションまであるので、下手すると数百円から買える。楽天でも以前からブランド中古品の取扱いはあったけど、ZOZO は数が半端ない。ブランドごとやサイズごとに検索できるので、街の古着屋で掘り出し物を探す労力が必要なくなった。

2つめに、新品の商品と同じ仕組みで買えること。

オンラインで古着を買う方法といえば、古くはヤフオクから最近ではメルカリまで、オークションやフリマなど個人売買が一般的だった。わたしはこれがどうしても苦手で、買い物のためにコミュニケーションするのが面倒くさかった。ZOZO は他の(新品の)商品と同じフローで買えるので、とにかく気楽。

3つめに、お気に入りのブランドをフォローでき、古着を含む新着商品をチェックできること。

当然だけど古着は一点物なので、人気ブランドの状態の良いものはすぐに在庫切れになる。わたしが観測している範囲では、ヴィヴィアン、ギャルソン、シュプリームあたりは入荷され次第売れていく。なので、お気に入りブランドを登録して毎日チェックしたくなる。ちなみに、入荷されるとプッシュ通知がくる仕組みもあるけど、気になり過ぎるのでこれは切ってる。

4つめに、お気に入りの商品を登録できること。

ブランドフォローは新着アイテムのチェックなのに対して、商品をお気に入りに入れる理由は別にある。第1に毎月使う金額を決めてるので、より良いアイテムを吟味するため。今すぐ買わなくても、クレカの締日が来てから買うとかもできる。第2に、値下げを待つため。これは特に古着では起こりやすくて(新品でもあるんだけど)、ずっと売れない商品は徐々に価格が下がってくる。はじめ5000円だったワンピースが、しばらくして半額の2500円になっているのもみた。
ちなみに商品ごとのお気に入られ数は誰でも見れるので、人気の商品は値下げと購入との駆け引き合戦。ソシャゲっぽい。あまり人気ない商品は、お気に入られ数が3人だったりして、まだ買わなくてもいいかと思ったりする。逆に10人以上いると、早く買おうかなと思ったり。

そんな感じで、いま最高に ZOZO (おもに古着)ブームがきている。10代の頃に買いたくて買えなくった服たちを見かけたり、憧れていたブランドや、いまは売っていないものを見ると買いたくなってしまう。

で、そんな時に「ワンコイン古着」という本を読んだ。ざっくり内容をまとめると、古本はインターネット(Amazon)が価格の均一化をしたけど、服はそうでない、と書かれていた。

わたしは、これが ZOZO 古着の登場で変わるかもしれないと思っている。

ワンコイン古着

ワンコイン古着

とにかく古着集め最高。