乳がんで8ヶ月ほど休職し、復職して3週経ちました。
わたしは、インターネット関連の仕事をしています。
がんについてネットで調べると、たくさんの情報が出てきます。真偽不明の情報をはじめ、患者や家族が気が動転した状態で利用しているQ&Aサービス、民間療法をすすめる広告、闘病中の芸能人の容態を面白おかしく書いている記事も。
心身ともに弱った状態で、そういった情報を見るのはとてもつらいものでした。もともとネット関連の仕事をしているわたしがそう思うので、そうでない方はもっとつらいと思います。
厚労相や研究機関、医療機関が出している情報を、一般人が手に入れやすくなったのは良いことだと思います。それらは難しい内容もありますが、自分なりのスピードで読めるし、引用して個人の意見を述べられるのも良いことだと思います。
闘病している患者の生の声を聞けるようになったのも、良いことだと思います。同じ仲間を見つけられることや、個人によって様々な闘病・生き方があると知れるようになりました。
まだ数は少ないけれど、医療従事者の現場の声を聞けるのも有難いと思います。医師や看護師、技師の方がもっと情報発信してくれればと思います。
それらを踏まえて、患者としてのわたしの声が、ネットを通じて乳腺医に届いたときは嬉しかったです。
残念ながらすべてをなんとかできるわけではないけど、「私だけじゃないんだ」と知り、我慢せずにどんどん言ってほしいと思う RT 抗がん剤治療でつらかったことベスト10(5位〜1位編) - おっぱいサバイバー https://t.co/FoBC8oRIlJ
— のーないすこうぷ (@nonaiscope) 2015年11月30日
元気になった今は、情報を見て、なんとか冷静に判断できるようになりました。いまだに、同じ病気の方が亡くなったニュースや、エンターテイメントとして乳がんが消化されること(映画化など)を見ると、つらい気持ちにはなりますが…
健康で元気なひとが、そうでない人の情報選択のサポートもできると良いなと思っています。
きれいなインターネットが広まってほしい。