chirashi

エモーショナルな人生を

壮行会

京都に住んでいる友だちが東京に引越すというので、壮行会をした。京都に来て10年、新しくできた友だちは数えるほどなので、東京に行ってしまうのは少しさみしい。

その子とは、同じ病気で同じ病院に通っていることから知り合った。わたしがInstagramに、病室の写真を「#乳がん」というハッシュタグで投稿していたことから気づいたという。そこからリアルで何度か会って、主に病気について語り合っている。同年代で、同じ病院で、同じ病気の治療をしているのは、とても貴重だ。出会ったときは、お互いにウィッグをかぶっていた。髪が伸びてきて、「そろそろ脱いでも良いかな?」という会話をして、近い時期に脱ウィグをしたのは思い出。いわば戦友のようなもので、不思議な縁を感じる。

治療が落ち着いた後、彼女は人口乳房を作る仕事に就いている。仕事で会う患者さんは、ほとんどが自分より歳上になるわけで、本当に強いと思う。わたしなら、くじけてしまいそうだ。だから、ほんとうに、応援している。

プレゼントにCHANELのハンドクリームをあげたら喜んでいた。好きなものに囲まれて、これからもずっと暮らしていきたいよね。